アイスクリームには賞味期限がないって本当ですか

疑問に思う人が多いようですが、実際の所アイスクリームには賞味期限は本当にありません。なぜかというと冷凍庫でマイナス18度以下で冷凍保存している限り、ウィルスや細菌類の増殖は不可能であり、品質が変わる事はないからです。使っている食品も乳製品ということで単純なので品質が悪くなることなどありえません。このような理由で安定した長期保存が可能であるので品質も安定していることで、賞味期限は、特に必要ないといえます。

実際に日本の法律でも賞味期限の表示を省略してもかまわないことになっています。メーカーや食品業界でも賞味期限は表示してないところがほとんどです。同じようにドイツやイタリアで表示されていません。
本当に賞味期限が必要ないとはいえ、条件があります。あまりに冷凍庫の開閉が多いと、冷凍庫内の温度が上がり、一定の冷凍保存のための温度を保てなくなります。この場合は、アイスクリームの品質劣化が考えられるので、風味も鮮度も落ちてることが予想されます。食べることは、可能ですがおいしく食べることは難しい状態です。特に凍らせたものを溶かして、もう一度凍らせた場合食感がかなり悪くなります。ふんわりしているはずのアイスがシャーベット状のシャリシャリという音がする場合です。すでに滑らかさが失われている状態です。
このような状態でも食べることはできますがおすすめしません。やはりアイスクリームは購入してすぐたべるほうがおいしいので、購入したらすぐたべることをおすすめします。
ただマルチパックなどの複数入っている場合など、すぐ食べずに冷凍庫に保管しておくこともあります。そのような場合は、冷凍庫の奥に置くようにして、他の飲食物のにおいがつかないようにビニール袋などにいれて保管すると良いです。

やはりアイスクリームに限らず冷凍庫で保存できるからと言って放置せずに早めに食べることがおいしく食べる秘訣のようです。他の冷凍食品は表示が義務付けられているのは食品の調理方法が複雑で使っている食品も多様で保存が難しいからなのです。こういったことを考えるとアイスクリームは保管方法が長期に及びしかも味がまったくかわらず味わえる数少ない飲食物といえましょう。しかし前述のように冷凍庫内の条件が悪いと品質が劣化するのでこのようなことを念頭に入れてアイスクリームを購入した方がいいです。おいしいものを早めに食べるのはどの食品でもいえることです。