人工授精について知っておきたいこと

人工授精について知っておきたいこと

Thumb?1414295452 muah♪さん

163

子どもを授かりたいけど、なかなか授からない。高齢出産になると、ダウン症や奇形といった障害を持つ子が生まれるリスクが高いらしいので、早く妊娠したい。自力ではなかなか妊娠できないので、不妊治療を受けたい。そういう方が少なくないと思います。
不妊治療にはいくつか方法がありますが、その中でもまず試す方が多いと思われる人工授精について、これから紹介していきます。

  • 人工授精って、どういう方法なの?

  • 人工授精って、どういう方法なの?
  • 男性から採取した精子を治療者が女性の子宮に注入します。その後の、精子が卵子まで到達して受精し、着床、妊娠に至るところは自然な妊娠と変わりありません。人工授精の「人工」的なところは、体外に採取された精子を治療者が子宮の中に注入するプロセスです。それ以外は自然妊娠と同じです。
  • ほかの不妊治療との違いは?

  • ほかの不妊治療との違いは?
  • 不妊治療にもいくつか方法があり、その中から自分のケースに向いた方法をみきわめることが大切です。

    人工授精が向いていないケースの場合に行われる方法として、体外受精という方法があります。これは、精子を男性から採取するというところは人工授精と同じですが、体外受精では卵子も女性から取り出すのです。体外で、シャーレに採卵した卵子と精子とを入れて自然に受精させて、受精卵ができたところでそれを女性の子宮内に戻す、というのが体外受精です。

    体外受精に似た方法として、顕微授精という方法もあります。体外受精と同じように、精子も卵子もそれぞれ体外へと採取した後、治療者がピペットを使って精子を卵子に注入して受精させます。その後、受精卵を女性の子宮に戻すところは体外受精と同じです。体外受精との違いは、受精が(シャーレの中で)自然に起きるのを待つのではなく、治療者が精子を卵子内に注入する点です。
  • 人工授精が向いているケース、向いていないケースは?

  • 人工授精が向いているケース、向いていないケースは?
  • 人工授精というのは、精子が自力では子宮の中に進入できないのをサポートしてやる方法です。なので、男性側の精子に問題がある場合、人工授精という方法を検討することになります。精子が少ない、精子が無力、精子に障害があるといった場合がそれにあたります。性交障害、具体的には男性側に勃起障害がある場合も、人工授精がサポートとなります。

    女性側の条件としては、たとえ薬を使ってでもよいので排卵があること、子宮・膣があること、そして、片側だけでもよいので卵管がふさがっていないこと、となります。
    こうしたケースに人工授精が向いているので、逆に精子が量・質共に問題ない場合は、人工授精は向いていないと言えます。それから、女性が比較的高齢の場合も人工授精は不向きとされます。
  • 人工授精の進め方は?

  • まず排卵日を予測する作業から始めます。

    基礎体温をグラフにつけてあれば、低温期が終わって上昇する数日を排卵日と仮定することができます。黄体の寿命が大体14日であることから、生理の周期が28日型の方であれば周期14日目が排卵日と考えられます。排卵誘発剤を使うか使わないかの判断も、最初に行います。

    排卵時期の見当を付けておいて、近づいてきたらエコーで卵胞の成長具合を確認します。卵胞の直径が成長して20mmを超えると排卵が起きるとされています。排卵日と予測される数日前から排卵検査薬を使う病院もあります。排卵検査薬で陽性反応が出れば、男性側にも精子を採取してもらいます。

    その後、できるだけ間をおかずに人工授精の処置を病院で受けます。精子を子宮内に注入する時は、通常樹脂製の柔らかいカテーテルを使うので、痛みはほとんどありません。数秒で終わります。

    処置の翌日、エコーで卵胞を確認してみて、もし卵胞が見えなくなっていたり、小さくなっていれば、排卵が行われていたということで、排卵日の予想が正しかったことを検証できます。
    着床はその1週間後で、生理の予定日頃にhCGで妊娠しているかどうかの判定ができるようになります。
  • 人工授精の成功率はどれくらい?

  • 人工授精の成功率はどれくらい?
  • 通常、人工授精は4~6回繰り返して行われ、人工授精で妊娠する人の9割近くが4~6回目で妊娠すると言われています。1回目にして幸いにも妊娠に成功する人もいる一方で、10回行って妊娠できない、という人もいるというのが実情です。ただ、7回目以降は妊娠成功率は急激に下がると言われているので、最多でも6回までというのが目安と言えるでしょう。

    成功率は、採取した精子の状態や女性の年齢などの要因で大きく変わるので、人工授精をもっと少ない回数で切り上げて、例えば体外受精に早めにステップアップする方がよい場合もあります。
  • 人工授精にもリスクがある?

  • 人工授精にもリスクがある?
  • 生まれてくる赤ちゃんに先天性異常が起きやすいかどうかと言えば、幸い自然妊娠とリスクは同程度で、人工授精だから障害リスクが高まるということはありません。ただ、不妊治療を受けての妊娠は高齢出産となる場合が多いので、高齢出産特有のリスクはあるということです。

    母体にとっての人工授精のリスクは、排卵誘発剤を使用した場合の副作用です。卵巣過剰刺激症候群や、血圧の低下、腎機能や肝機能の低下が見られる場合があります。

    しかし、そうした肉体面だけではなく、精神面の負担もリスクと考えてよいでしょう。妊娠するまで人工授精の回数を重ねていく中で、あせり、プレッシャーを感じ、それが重い負担となる場合もあるのです。
  • 人工授精の費用はどれくらい?

  • 人工授精の費用はどれくらい?
  • 人工授精は保険がききません。自由診療です。人工授精を経験した女性の多くは1回あたり15,000円前後を負担しているという調査がありますが、費用としては大体1万円~3万円の間と考えられます。ですから、仮に6回受ければ6万円~18万円ということになります。
  • まとめ

  • まとめ
  • このように、人工授精には、できることとできないこととがあり、その実力、適性をよく検討してみて、納得ずくでチャレンジするのがよいでしょう。不妊治療の方法の中では、この人工授精が自然な妊娠に一番近い方法ですので、まず候補にあがる不妊治療が人工授精です。メリット、デメリットをよく知って、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
人工授精について知っておきたいこと
この記事は参考になりましたか?

キュレーター紹介
muah♪さん

muah♪さん

muah編集部です。最新の話題から女性ならではの悩みについてなど幅広い記事を提供しています。


掲載記事およびPR広告に関するお問い合わせ


-AD-

関連キーワード

Japan Girls Style

女子大生の「今」を中心とした、ファッション+ビューティ+ライフスタイルなどを発信

PR詳しくはこちら

あなたにおすすめあなたにおすすめ

ランキング今注目の記事