ジェネリック医薬品は本当に安全・安心なのか?【薬剤師】

ジェネリック医薬品は本当に安全・安心なのか?【薬剤師】

Thumb?1414295452 薬剤師コピーライターさん

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最近CMでもよく聞く「ジェネリック医薬品」。病院に行く方は薬局で「ジェネリック医薬品にしませんか?」と聞かれることも多いと思います。

今日は、ジェネリック医薬品は

・本当に安心・安全なのか?
・本当に先発医薬品と同じ効果があるのか?

という疑問を薬剤師の立場から解説していきます。


  • そもそもジェネリック医薬品ってなに?

  • この話については別の記事でも触れているのでさらっと書きますが、一言で言えば『先発医薬品(最初に出た薬)と効き目が同じで値段が安い別メーカーの薬』です。

    研究開発費用が掛かっていない分、薬の値段は安く設定されています。もちろん、薬の成分は先発医薬品とまったく同じで、効き目も”基本的には”一緒です。

    なぜ、”基本的には”という前置きをするのかは後ほどお伝えしますが、ジェネリック医薬品にもメリットとデメリットの両方があります。
  • ジェネリック医薬品の2大メリット

  • ジェネリック医薬品の2大メリット

    出典: www.genecal.jp

  • 一番のメリットはなんと言っても「価格の安さ」。

    関節リウマチの方が飲む薬で「プログラフカプセル」というものがあります。たとえば、1日にプログラフカプセル1mgを3カプセル飲んでいる方がジェネリックに変更した場合、28日分で24,726円の薬代を節約できます。

    もう1つのメリットとしては、ジェネリックに変更する場合は剤形(錠剤・カプセルなど)を変えられることです。

    上記の例で言えば、プログラフカプセルは比較的大きなカプセルなので、高齢者の方にはちょっと飲みづらいもの。それを錠剤に変えることで大きさが小さくなり飲みやすくなります。

    飲みやすい上に値段も安くなるなんていいですよね。

    自分の薬をジェネリックに変更した場合いくら差が出るかはこちらのサイトを利用するとわかりやすいです。

    ジェネリック医薬品 検索・試算のGenecal(ジェネカル)
    http://www.genecal.jp/
  • ジェネリック医薬品のデメリット:実は100%効き目が同じではない

  • では、一体ジェネリック医薬品のデメリットは何かというと、

    ・実は100%効き目が同じではない
    ・主成分以外の添加剤の成分が違う(同じ場合もある)

    の2点です。

    薬というのは微量で効くことが多く、たとえばロキソニンであれば解熱鎮痛作用を持つ成分は60mgしか入っていません。ただ、60mgだけでは錠剤にすることができないので、様々な添加剤の成分を加えて錠剤に加工しています。

    ジェネリック医薬品の場合、主成分は同じでも錠剤にする際の作り方や添加剤が異なるため、人によってはまれではありますがアレルギーを起こしてしまうこともあります。

    また、それが原因で溶ける速度や体への吸収のされ方も変わってくるので、100%効き目が同じではありません。厚生労働省の基準では、先発医薬品と比べて80%~125%のレベルであれば「同じ効き目」と言っていいことになっています。

    とはいえ、実際に使用する際には気になるほどの差ではないため、深く気にする必要はないでしょう。

    添加物の違いが気になる方は、『オーソライズドジェネリック』といって、先発医薬品と全く同じ作り方・添加物で作っている製品もあるので、薬剤師に聞いてみてくださいね。

    特にシップに関しては貼り心地がかなり異なる製品もあるので、ジェネリック医薬品を試す際は少量で試してみると良いでしょう。
  • ジェネリック医薬品をもらうにはどうすれば良い?

  • ジェネリック医薬品をもらうにはどうすれば良い?

    出典: www.ph-k.co.jp

  • ジェネリック医薬品を確実にもらうためには、医師の診察の際に話をするのがベストです。

    ただし、医師の中にはジェネリック医薬品をまだ信用していない方も中にはいらっしゃいます。その場合は何かしらの理由があるはずなので、なぜジェネリック医薬品を使わないのかをしっかり聞いてみるとよいでしょう。

    医師に話すのを忘れてしまった場合でも、薬局で処方せんを出すときに「ジェネリックでお願いします」と言えば大丈夫です。

    ただし、薬の名前の左側に「変更不可」という欄があるのですが、そこにチェックがついている場合は変更ができないことになっています。
  • ジェネリック医薬品を使いたくないという方

  • ジェネリック医薬品を使いたくない場合も、医師・薬剤師に相談すればOKです。きちんと先発医薬品を出してくれます。

    ただし、大きな病院などでは「採用薬」というのがあり、決められた薬しか使えないケースが多くあります。病院の中にはすでにジェネリック医薬品しか採用していない場合もあるので、その場合は病院の指示に従うようにしてください。

    「どうしてもイヤ」という方は、病院を変えるしか選択肢はないと思います。
  • まとめ

  • まとめ
  • 医療費削減に繋がるジェネリック医薬品ですが、そのメリットとデメリットを正しく把握して使うことが大切です。

    日本ではジェネリック医薬品に疑問を持っている医師も少なからずいます。また、飲み慣れた薬であれば無理に変えるよりもそのまま飲み続けた方がいい場合もあるので、医師・薬剤師としっかり相談して決めるようにしてください。
ジェネリック医薬品は本当に安全・安心なのか?【薬剤師】
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キュレーター紹介
薬剤師コピーライターさん

薬剤師コピーライターさん

現役薬剤師&現役コピーライター。薬剤師の知識を活かし、医療現場に近い立場からの記事を得意とする。その他、『薬機法の専門知識』を活かして健康食品・化粧品の販売ページなどの作成も多数行っている。


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