選び方が難しい数ある漢方の種類とそれぞれの効果とは

選び方が難しい数ある漢方の種類とそれぞれの効果とは

Thumb?1414295452 muah♪さん

201

漢方は古くから使われてきた薬の一種ですが、通常の薬とは違い自然に生息している薬草などを使ったもので、その種類は非常に多くなっています。また一つの種類が持つ効果も幅広い為選び方が非常に難しいものです。

  • そもそも漢方とは何なのか

  • そもそも漢方とは何なのか
  • 漢方とはもともと中国の伝統的な医学である中医学が基になっています。その中医学が日本医に伝わって、そこから日本の風土や体質に合わせて独自に発展をしていきました。

    今では日本伝統の医学として根付いている漢方ですが、漢方という名前も江戸時代に行われるようになったきた西洋医学を蘭方と呼んでいたのに対して、漢の時代に伝わった東洋医学として漢方という名前が付けられました。

    ドラッグストアや病院で処方される一般的な化学合成された薬とは異なり、様々な種類の植物や動物、鉱物などの天然の素材から複数の種類を組み合わせて作られているのが漢方になります。

    ですので、漢方の種類は何十万通りになるとも言われるほど豊富ですが、どの漢方も体のバランスを整えたり、気や血流を巡らせるといった考え方がされています。

    病気の治療としても使われるのですが、むしろ体質を改善することで症状を緩和したり、病気にならないようにすることを目的として使われることが多いです。

    漢方の世界では「気」「血」「水」という3つの要素から人間の身体は構成されていると考えられています。

    そして、この3つのバランスが重要になると言われている為、バランスが崩れてしまうと体の不調が現れてしまいます。

    そしてバランスが崩れた状態を放置してしまうと、さらに悪化して病気を発症してしまうと考えられている為、漢方ではそうした3つのバランスを整えることから、体を正常な状態に戻すというアプローチをしていきます。

    例えば冷えの症状がある場合には、そこから寒気や便秘などの症状が引き起こされます。ですので、元となっている冷えを改善することで、寒気や便秘といった症状の改善にもつながるという訳です。

    ただし天然由来の成分を配合して作られていますので、化学合成された薬よりも効果が現れるまでに時間がかかるもの漢方の特徴となります。

    要するに内臓別に悪い部分だけをターゲットとして治療をしていく西洋医学に対して、漢方は体全体のバランスを整えて、自然の治癒力を高めることを目的としています。
  • 漢方の特徴と効果的な症状

  • 通常の薬は化学的に合成をして、病気や症状に対してピンポイントでアプローチをするように作られたものですが、漢方は自然に生息している植物の根や葉を利用する為、病院などで処方される薬よりも効果がでにくい特徴があります。

    しかし、通常の薬は病気や症状に対してピンポイントでアプローチをするだけですが、漢方は一つの症状に対してだけではなく、その症状から派生して現れる症状にもアプローチをしてくれますので、症状が出やすい体質そのものを改善する効果も期待できます。

    ですので、1つの種類の漢方であっても、その漢方が持つ効果は多岐にわたります。では、漢方が効果的な症状とは、どのような症状なのでしょうか見ていきましょう。

    一般的に良く知られているのが風邪の初期症状には葛根湯が効果的と言われていますが、漢方はダイエットや不妊、アトピー性皮膚炎、冷え性、癌など様々な症状に効果的です。

    例えばダイエットは数多くのダイエット方法が登場していますが、そもそも人それぞれ体質が異なる為、誰にでも適した方法というものはありません。

    漢方はダイエットをするというよりは痩せやすい体に体質改善をしてくれるといった方が良いでしょう。

    また不妊の症状に対しても同じで、不妊で悩んでいる方の半数以上は原因が不明なものです。原因が分かれば、ピンポイントで治療をすることもできます。

    しかし原因が分からない場合には、それができないので漢方を使用することがあります。すると体質改善をすることができて、不妊の症状が治ることもあります。

    アトピー性皮膚炎に関しても、やはり原因が特定できないケースが多く、皮膚科で治療をしたとしても症状を一時的に抑えるだけで、原因そのものにはアプローチしていません。

    食事療法によって体質改善を試みる場合もありますが、そこに漢方の効果を加えることで劇的に症状が改善する場合があります。

    このように、漢方の特徴は病気の原因を治療するというだけではなく、病気になりやすい体質を改善する効果がある事です。
  • 自分に適した漢方の選び方

  • 通常の薬の場合には病名に対して薬を選ぶのですが、漢方は違います。漢方は基本的には症状に対して選んでいく形になります。

    とは言ってもその種類は数えきれないほどある為、自分に合った種類を選ぶことは非常に難しいです。

    また症状と一言で言っても、冷え性の場合には手足が冷える場合と足腰が冷える場合、足が冷えるのに顔は火照っている場合など、微妙な症状の違いによって選ぶ漢方の種類も変わってきます。

    加えて人が本来持っている「気」「血」「水」のバランスによっても異なり、「気」が少ない方は「気」を補うように、「血」が少ない方は「血」を補うように、「水」が少ない方は「水」を補うように選ぶ必要があります。

    大切なことは、その人が本来持っている体のバランスに合った種類の漢方を選ぶことです。
    ですので、症状から選ぶことも大切なのですが、もっと大切なことは今現在の体全体の状態を把握して、そこから選んでいくことです。

    ここからは現れる症状による選び方をお伝えしていきますが、例えば肩こりが酷い場合には、肩の筋肉が緊張して血液の流れが悪くなっていることが考えられます。

    いわゆる血行不良と呼ばれる状態ですが、悪化してしまうと頭痛やめまい、吐き気といった症状も現れてしまいます。

    このような症状には「独活葛根湯」が効果的で一般的に良く知られている漢方の種類である「葛根湯」に「独活」と「地黄」が加えられた漢方になります。

    熱を作る力を補ってくれて体を温める効果がありますので、風邪の初期症状にはもちろん肩こりにも効果的な漢方の種類となります。

    次に腰痛の症状が現れている場合には、姿勢が悪かったりストレスが溜まっている、他にも疲労や冷えなどによっても腰の筋肉に負担をかけてしまいます。

    そのような場合には「牛車腎気丸」が効果的で筋肉や骨に栄養を与えてくれて、水分代謝も促してくれますので、腰痛などの下半身の痛みに対して効果的な漢方の種類となります。

    このように今現在体に現れている症状から、自分に合った漢方の種類を選ぶことが大切になってきます。
  • 漢方を使うメリットとは

  • 漢方は西洋医学で使用されている化学合成された薬とは異なり、天然由来の成分を複数組み合わせて作られていますので、強い副作用がありません。

    西洋医学で使用されている薬の場合には、化学合成された材料を使う為、使用することで想像を超えるほど大きな副作用が現れることがあります。

    例えば抗生物質を使用した場合には吐き気や嘔吐、下痢、胃痛、肝機能障害などの副作用が現れますし、抗がん剤は副作用の強さゆえ、病気と闘う意欲すらも奪ってしまう事があります。

    他の薬でも同様で、その副作用の大きさは時には人を死に至らしめることもあるほど強いものになることもあります。

    その点においては漢方には強い副作用がありませんので、服用することでかえって体の調子が悪くなる事はあまりありません。

    この副作用があまりないという事は大きなメリットと言えますが、他にもメリットとなる事がありますのでお伝えしていきます。

    漢方は1つの症状に対してだけに注目をするのではなく、体全体のバランスに対してもアプローチをしていきますので、体質そのものを改善にしてくれて病気になりにくい体にしてくれるメリットがあります。

    また1つの種類の漢方が持つ効果も数多くありますので、例えば複数の症状に悩まされていたとしても、1つの種類の漢方薬を服用しただけで複数の症状が全て改善されるという事もあります。

    このように当初の目的とは違う効果が現れる理由としては、漢方が3つの身体のバランスを整えるという概念があるからです。

    そして、その3つのバランスの内の1つには「気」と呼ばれる概念があり、この「気」は西洋医学には存在していない概念になります。

    ストレスなどによって気持ちが落ち込んでしまったり、くよくよしやすいといった精神的な部分にも働きかけてくれる効果があります。

    このような心にも働きかけてくれる漢方は、ストレスを多く抱えている現代人にとっては非常に心強い味方になってくれるでしょう。

    今現在体が抱えている全ての症状に対してアプローチをして行くという事が、漢方を使う最大のメリットと言えます。
  • 漢方の副作用と注意点

  • 漢方には副作用が全くないと考えている方もいますが、それは間違いになります。確かに西洋医学で使われる薬のように命にかかわるような副作用を引き起こすことはありませんが、全く副作用がないという訳ではありません。

    特に体の弱い方やお年寄りの方が、漢方には副作用がないと勘違いをしていると、漢方の使用によって体調を崩してしまうケースが多くあります。

    例えば全ての種類の漢方に共通しているわけではないのですが、便秘の症状に向けた漢方に良く含まれている「大黄」や」センナ」という成分は強い効果を持っています。

    ですので、体質に合っていれば良い効果を得られるのですが、体質に合っていなければ副作用も強く出てしまう恐れがります。

    副作用として現れる具体的な症状としては血圧の上昇や動機、発汗、のぼせなどの症状が現れることがあります。

    そして、副作用が現れる場合には、使用した漢方の種類ではなく配合されている生薬名で副作用を調べると良いでしょう。

    例えば、血圧の上昇や動機、発汗、食欲不振、吐き気などの副作用が現れる生薬としては「麻黄」が挙げられます。

    この「麻黄」は「葛根湯」や「小青竜湯」「防風通聖散」などに含まれています。他にも痒みが現れる生薬には「桂皮」があります。

    これらの副作用は長い期間摂取を続けて起こるものではなく、飲み始めや大量摂取によって現れる方が一般的です。

    ですので、大切なことは用法用量をしっかりと守る事、そして飲み初めの頃は量を抑えるようにして、体質との相性を確かめてから、少しずつ量を増やすようにしていきましょう。

    ここで注意していただきたいことがあります。それは漢方には副作用とは別に「瞑眩」と呼ばれる現象があるという事です。

    「瞑眩」とは副作用のように下痢や吐き気、めまい、頭痛、発疹などの症状が現れるのですが、これは副作用ではなく、慢性的な症状に対して体が治癒していく方向に向かう過程で現れる症状です。

    簡単に説明をすると体が良い方向に改善していく過程で起こる体の変化が「瞑眩」で、症状は副作用と非常によく似た症状が現れてしまいます。

    この判断は素人では難しので、自己判断はしないで医師や薬剤師に相談をして判断するようにしてください。
  • 具体的な漢方の種類とは

  • 漢方の種類は数えきれないほどありますので、中々自分だけで選び出すことは難しいですが、一般的に多い症状に対しては、この漢方の種類が適しているというものはありますので、ここでは具体的な漢方の種類をご紹介していきます。

    まずは「人参養栄湯」と呼ばれる漢方の種類ですが、これは消化器官の働きを高めてくれて、摂取した栄養を体の隅々まで行き渡らせる効果があります。

    3つのバランスで言うところの「血」に働きかける漢方ですので、貧血気味の方には効果的です。他にも疲れやすい方や、少しの動作で動機や息切れをしてしまう方にも効果的な漢方になります。

    次にご紹介するのは「呉茱萸湯」と呼ばれる漢方の種類になりますが、この漢方は多くの日本人が抱えている悩みの一つでもある頭痛になります。

    漢方の世界ではズキズキするような頭痛は身体の冷えから頭に向かう「血」や「気」の流れが悪くなってしまう事で頭痛が引き起こされてしまいますので、その流れを悪くしている冷えを改善することが大切です。

    「呉茱萸湯」には「血」や「気」の流れを悪くしている冷えを取り除く効果がありますので、頭痛を治す効果が期待できます。

    また胃腸の働きも整えてくれる効果がありますので、吐き気を鎮めることもできて、胃腸の弱い方の頭痛治療に用いられることが多い種類の漢方になります。

    次に女性に多い悩みの一つとして挙げられる便秘や下痢といった症状ですが、これは「桂枝加芍薬湯」と呼ばれる漢方が効果的です。

    「桂枝加芍薬湯」は便秘の方や下痢気味の方、さらにはお腹が痛いのにトイレに行くと便が出ないという方に適して漢方で、便秘や下痢の原因となっている「血」や「気」のバランスの乱れを整える働きがあります。

    辛い二日酔いに効果のある漢方というものあり、それが「五苓散」と呼ばれる漢方になります。「五苓散」は身体の働きを高めて余分な水分を体外へ排出させる働きがあります。

    このように数ある漢方は症状によって選ぶことができるのですが、同じ漢方であっても複数の症状に効果がありますので、大切なことは自分の体質に合っている漢方を探すことです。
選び方が難しい数ある漢方の種類とそれぞれの効果とは
この記事は参考になりましたか?

キュレーター紹介
muah♪さん

muah♪さん

muah編集部です。最新の話題から女性ならではの悩みについてなど幅広い記事を提供しています。


掲載記事およびPR広告に関するお問い合わせ


-AD-

関連キーワード

Japan Girls Style

女子大生の「今」を中心とした、ファッション+ビューティ+ライフスタイルなどを発信

PR詳しくはこちら

あなたにおすすめあなたにおすすめ

ランキング今注目の記事