「夏バテの予防に鰻」の真実

「夏バテの予防に鰻」の真実

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夏バテの予防には鰻が良いという説が日本には長く言い伝えられています。実際のところ、夏バテには鰻は効果があるのでしょうか?


  • 鰻の夏バテ効果の説の起こり

  • 鰻の夏バテ効果の説の起こり
  • 一般に、「夏バテの予防には鰻が良い」と考えられています。

    この説の起こりは、江戸時代の異才、平賀源内のキャッチコピーであると言われています。平賀源内は、医者・蘭学者・発明家・俳人などマルチな分野で活躍しましたが、知り合いに、夏の間に鰻の売り上げが落ちるので、何か良い案はないかと相談されたことが事の起こりです。
    平賀源内の直筆の、「本日土用丑の日」という達筆な看板を鰻屋の前に掲げたところ、大いに評判になったと言われています。当時、「土用の丑の日」に「う」のつく食べ物、例えばウサギや梅干し、うどんなどを食べる風習はありました。しかし、当時から約三百年後の現在まで残っているのは、鰻を食べる風習のみです。夏の土用の丑の日の鰻の平均購入金額は、年平均の二十倍以上にものぼります。時代が変わり、科学技術が進歩しても、食習慣は意外と根強く残っているようです。
  • 夏バテには鰻は効果があるのか?

  • 夏バテには鰻は効果があるのか?

    出典: instagram.com

  • さて、実際のところ、夏バテには鰻は効果があるのでしょうか。
    まず、鰻自体は、ビタミンAなどの栄養価が高いのですが、鰻の旬は秋から冬で、夏は味も栄養価もともに落ちるそうです。
    そして、食べる人間の側も、夏は消化能力が落ちているので、脂っこいものを食べると、逆に胃腸の負担になります。
    しいて医学的効果を考えると、鰻のような脂っこいものも食べられるぐらい、健康な胃腸と身体の状態に整えておくのが、夏バテの根本的対策ともいえるかもしれません。

    しかし、この風習は、実際の医学的効果より、日本人の「季節を感じる」風習の影響が強いように思われます。
  • 日本人の風流を重んじる習慣

  • 日本人の風流を重んじる習慣

    出典: instagram.com

  • 日本は、世界的に見ても四季の明確な国です。例えば赤道付近では、一年中暑く、雨の多い「雨季」と少ない「乾季」しかない気候の地域もあります。ヨーロッパの緯度の高い地域でも、大体、寒い冬と短い夏の二種類しかありません。そのような地域の外国人が来日すると、日本の四季の明瞭さに驚くそうです。

    春夏秋冬の四季に加えて、梅雨と秋雨という雨の多い時期がありますので、「季節が六つある」とも言われています。このような季節の変化の多い国は、観光に訪れるには良いかもしれませんが、生活するのは決して快適ではありません。
    特に、高温多湿の夏は、不快なものです。それでも、その不快な季節を、少しでも風流に味わおうという生活の知恵ではないでしょうか。

    スーパーで、「土用の丑の日」のセールをしていると、夏の季節の移り変わりを感じて購入してしまう方が多いのではないでしょうか。
    そして、ただ「暑くて不快だ」と感じながら生活するより、精神的に豊かになれると思われます。
「夏バテの予防に鰻」の真実
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