ヘアスタイル

石鹸シャンプーとは?特徴と気になるポイントについて解説します!
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石鹸シャンプーを使ってみたい、でもキシむとか髪に悪いとも聞くしどうなんだろう?と思っていませんか?今回は、石鹸シャンプーとはどんなものなのか?その特徴によるメリット、デメリットについてご紹介します。最近は石鹸をあまり見かけないし、わざわざ石鹸のシャンプーにする必要なんてないんじゃない?と思う方も、今のシャンプーに満足していない方はぜひ一度お試しください♪

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目次
- ・石鹸シャンプーとは?
- ・そもそも石鹸って何だろう?
- ・石鹸シャンプーの特徴
- ・洗浄力の高さ
- ・石鹸は弱アルカリ性
- ・髪のキシみ・ゴワツキ
- ・一部のカラーリング方法で染めた髪には使わない方がいい
- ・石鹸カスについて
- ・フケについて
- ・石鹸シャンプーの正しい使い方
- ・まとめ
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石鹸シャンプーとは?
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石鹸シャンプーとは、その名の通り主成分が石鹸のシャンプー、もしくは成分が石鹸のみのシャンプーのことを指します。
石鹸シャンプーを使って髪を洗うこと、についても石鹸シャンプーと言うことがあります。
石鹸シャンプーの良いところは、使用後のサッパリ感、そして髪が柔らかくなるところです。
洗浄力が高いため、皮脂やスタイリング料、ホコリなどをしっかり落とすことができます。
頭皮をスッキリさせることで、髪に良い影響を与えると期待する方もいます。
髪だけでなく、顔や体も洗えるものもあり、シンプルな暮らしを目指している方にも人気があります。
合成洗剤やこれまで使っていたシャンプーなどが肌に合わなかった方が石鹸に変えると、肌荒れが収まることもあり、選択肢のひとつとしてあらためて石鹸が注目されています。
石鹸シャンプーには、液状のものと、固形のもの(シャンプーバー)があります。
石鹸シャンプーの見分け方は、主成分が石けん素地、カリ石けん素地、石けん分、純石けん分、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムのいずれかであれば石鹸シャンプーです。
主成分だけの石鹸シャンプーもありますが、ほとんどは保湿剤や金属封鎖剤、酸化防止剤、保存料、香料などが含まれています。
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そもそも石鹸って何だろう?
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石鹸と聞くと、まずは固形石鹸をイメージする方が多いと思います。
もちろん、それも「石鹸」なのですが、そもそも石鹸とは「界面活性剤」のひとつ
です。
動植物から取れる油脂をアルカリで煮て作られており、紀元前3000年頃から使われていると言われています。
石鹸は、安全性、生分解性が高く、環境にも優しいとされています。
使われるアルカリの種類によって、石鹸は大きく2種類に分けられます。油脂を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で煮ると、脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)
になります。
脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)は、固形石鹸や粉石鹸
になります。油脂を水酸化カリウム(苛性カリ)で煮ると、脂肪酸カリウム(カリ石鹸)
になります。
脂肪酸カリウム(カリ石鹸)は、水と混ぜられ液体石鹸
になります。
界面活性剤とは、「油と水」や「髪と汚れ」のように境界があり、本来は混ざり合わないものを混ぜ合わせる性質がある物質の総称です。
2つの混じり合わない物質の間には、必ず界面が存在します。
界面は表面とも言い、異なる性質を持つ物質の境界面(それぞれの物質の表面)のことです。
界面活性剤は、「浸透」「乳化」「分散」
の3つの作用を持っています。
また、汚れに張り付く性質
があるので、髪を洗うとき水だけでは流せない皮脂や整髪料などの汚れも包み込んで洗い流せるようになります。
ただ、界面活性剤は使いすぎると髪や頭皮の潤いを守るために必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまいます。
石鹸の使い過ぎやこすりすぎには注意しましょう。
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石鹸シャンプーの特徴
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石鹸シャンプーには良い点がたくさんあります。
しかし、石鹸シャンプーと一般的なシャンプーだと使い方が異なります。
正しく使用しないと髪のベタつきやキシミ、ゴワゴワ感、頭皮の乾燥を招いてしまうことがあります。
また、慣れて効果的な石鹸シャンプーができるようになるには数ヶ月かかると言われます。
どんなものにも良い点と悪い点があり、石鹸シャンプーも同じです。
石鹸シャンプーの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
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洗浄力の高さ
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石鹸シャンプーは洗浄力が高いため、使いすぎると髪や頭皮の乾燥させてしまう可能性があります。
また、基本的にシンプルな成分構成になっており、保湿成分なども少ないです。
これは、皮脂の分泌が多くて困っている方には良いことであり、肌が弱い方の場合はメリットにもデメリットにもなります。
乾燥肌の方にはデメリットですし、肌への刺激やアレルギーを起こす物質が少ないほうが良い方にはメリットになります。
肌が弱い、と一口に言っても、何に対して弱いのかによって石鹸シャンプーの良し悪しが変わってきます。
石鹸シャンプーは、現在たくさんの商品が販売されており、髪や頭皮に潤いを与える成分などが含まれているものもたくさんあります。
サッパリタイプ、しっとりタイプなど商品を紹介してくれているサイトもあるので、自分に合う石鹸シャンプーを見つけられるといいですね。
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石鹸は弱アルカリ性
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石鹸は弱アルカリ性です。
お肌や髪を洗うときは、弱酸性のほうが良いと聞いたことがある方が多いと思います。
確かに、すでに傷んだ髪に対しては、アルカリ性は避けた方が良いかもしれません。
ただ、シャンプーをするときに髪を傷めてしまうのは、アルカリ性か弱酸性かということより、髪同士が擦れてしまうことが大きな要因です。
そのため、しっかり泡立てて、泡をクッションにして髪同士がこすれないようにすることが重要とされています。
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髪のキシみ・ゴワツキ
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髪は本来、洗浄するとキシみがでるものです。髪についた皮脂や、トリートメントなど髪の表面をコーティングしていた油分が落ちるからです。
それに何より、石鹸は弱アルカリ性なので、キューティクルが開くため触るとキシみやゴワツキを感じるのです。
キューティクルが閉じるとツルツルとした触感になるので、石鹸シャンプー用の「酸性リンス」を使うことをおすすめします。
酸性リンスすることで、ツルツルの触感になりますし、キューティクルが開いたままだと傷みやすいので、酸性リンスをセットでおこなうことをおすすめします。
酸性リンスは、石鹸シャンプーとセットでリンス・コンディショナーとして販売されているので一緒に買うと便利です。
また、酸性であればよいので、お酢やクエン酸をぬるま湯に混ぜたものでも代用できます。
一般的なシャンプーやトリートメントで髪をコーティングしてサラサラ感を得ていた人からすると、最初はキシみが気になる方が多いです。
しかし、段々と髪本来の触感や、コーティングされていないことで生まれる素髪の軽さが好きになる方も多いです。
ただ、本来の髪が傷んでいると、どうしてもキシみやゴワツキが出てしまいます。そういう場合はヘアオイルなどを毛先に付けることでツルツルの質感を得られます。
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一部のカラーリング方法で染めた髪には使わない方がいい
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パーマやカラーをしている髪でも基本的には石鹸シャンプーを使って問題ありません。
ただ、髪の表面だけをカラリングするカラースプレーやカラーリンスは石鹸シャンプーをするとすぐに色落ちしてしまいます。
また、パーマ、カラーどちらも、施術してから2~3日は髪も頭皮も傷んでいますので、洗髪しない、もしくはぬるま湯だけで洗うことをおすすめします。
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石鹸カスについて
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石鹸はミネラルに出会うと水に溶けない金属石鹸、酸性石鹸といった石鹸カスが出てしまいます。
日本の水は軟水なのであまりミネラル分は多くありませんが、石鹸カスが髪に残ると髪のベタつきやキシみが出たり、ブラッシングをしたときに白っぽくベッタリとした汚れがクシについてしまったりします。
たっぷりの泡で髪を洗い、十分にすすぐことで防ぐことができますので、正しい石鹸シャンプーのやり方を実践することが大事です。
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フケについて
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石鹸シャンプーに変えたらフケがでた、という方がいます。
石鹸シャンプーに変えたことでフケがでた場合、本当にフケが出てしまっている場合と石鹸カスをフケだと思ってしまっている場合があります。
石鹸シャンプーにかぎらず、シャンプーを変えると頭皮のターンオーバーが変化したり、相性が悪く乾燥してしまったなどの理由でフケがでることがあります。
また、これまで使っていたシャンプーやトリートメントの保湿成分により、フケが抑えられていた可能性もあります。
フケが出てしまう大きな原因は頭皮の乾燥ですから、頭皮にオイルを付けて保湿したり、シャンプーする頻度を下げるなどしてみましょう。
ただ、頭皮に炎症が起きたり、かゆみがつづくなどの症状が出た場合は皮膚科で診てもらうことをおすすめします。
なお、洗い残した石鹸カスがフケのように見えている場合は泡を増やして洗い、これまで以上にすすいでみましょう。
見分け方としては、石鹸カスは乾くと白い粉状になります。
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石鹸シャンプーの正しい使い方
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石鹸シャンプーには、高い洗浄力や大量の保湿成分などがはいっていないというメリットがありますが、正しく使わないと乾燥やベタつき、キシみなどさまざまなデメリットを受けてしまいます。
石鹸シャンプーの正しい使い方をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。1 ブラッシングをする
シャンプー前にブラッシングをすると、髪の絡まりをとり絡まりを防いだり、付着した汚れを洗い落としやすくしれくれます。2 ぬるま湯で十分に予洗いする
ぬるま湯で髪と頭皮を十分に濡らします。
お湯を浴びせるだけでも、髪や頭皮の汚れの70~80%は取ることができますし、泡立ちが良くなります。
髪が長い方はシャンプーブラシを使うのもおすすめです。3 シャンプーを泡にして上に載せる
シャンプーの泡は洗浄成分だけでなく、髪同士がこすれて傷まないようにするためにも重要です。
少量のお湯でしっかり泡立ててからふわっとした柔らかい泡にしてから髪にのせましょう。4 たっぷりの泡で頭皮を洗う
シャンプーは頭皮を洗うものです。指の腹で揉むようにして頭皮を洗いましょう。
頭皮は皮脂がたくさん出やすいので、髪の毛が泡立っていても頭皮近くは泡立っていないことがあります。
そういうときは泡を追加しましょう。
また、初めて石鹸シャンプーを使ったときは、これまでのシャンプーやトリートメントによるコーティング成分が髪についておりあまり泡立たないことがあります。
そういうときは、2度洗いをおすすめします。
最初に軽く汚れを落とすようにあらい、2度目にしっか頭皮を洗います。
石鹸シャンプーは洗浄力が高いので、長時間使用することは避けましょう。
シャンプーが頭皮と髪についている時間は長くても3分位内に収めることをおすすめします。5 しっかりとすすぐ
シャンプーが終わったらしっかりとすすぎます。
すすぎ残しがあると、石鹸カスが残ってしまったり、ベタつきの原因になってしまいます。
数分かけて十分に洗い流しましょう。
髪が長い方はシャンプーブラシを使うのもおすすめです。6 酸性リンスをつける
石鹸シャンプーを使ったら、酸性リンスをすることをおすすめします。
酸性リンスの使い方は商品によって異なるので、説明に従って使いましょう。
髪全体に行き渡らせることを意識してください。
アルカリ性に傾いた髪を弱酸性のリンスで中和し、開いたキューティクルを引き締めてくれます。
酸性リンスはすぐに髪を中和してくれますから、長時間つける必要はありません。
髪が長い方は洗面器に入れた薄めた酸性リンスに髪をつけると簡単にリンスできます。7 酸性リンスをすすぐ
酸性リンスが髪全体に行きわたったら、ぬるま湯ですすぎましょう。8 ドライヤーで素早く乾かす
シャンプーが終わったら、髪をタオルドライしてある程度水気を取ります。
このときゴシゴシこするのではなく、タオルで髪をはさむようにして水分を吸収させます。
ヘアオイルやトリートメントを使う場合は、ここで毛先を中心につけていきます。
そしてドライヤーを地肌から20センチ以上離してかけます。
髪の付け根から毛先に向けて乾かしていくと早く乾かすことができます。
ドライヤーの熱は髪の傷みの原因のひとつなので、素早く乾かすようにしましょう。
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まとめ
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石鹸シャンプーはメリットとデメリットが裏返しのシャンプーです。
洗浄力が高いため、サッパリさせてくれますが、使いすぎると乾燥を招くことがあります。
ですから、正しく使うことが大事です。
石鹸シャンプーは現在さまざまな商品が出ており、中には保湿成分をたっぷり含んだものや洗浄力をマイルドにしたものもあります。
最も自分に合う石鹸シャンプーを選びましょう!
キュレーター紹介

ななもさん
ジャンルを問わず、様々な記事を執筆するライター。読みやすく分かりやすい記事を制作できるよう心がけています。
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